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映画「アンダンテ」の原作者、旭爪あかねさんを囲んで
参加案内
親子の葛藤、農業、そして子ども、若者たちの生きづらさとひきこもりなど、
重い主題にも関わらず、それを美しい映像を背景にさわやかに描いた映画「アンダンテ~稲の旋律」。
県内でも昨年秋から初冬にかけて、各地で上映され、大きな感動を呼びました。
この映画が異常な競争と「自己責任」の強要のなかで息苦しさを感じている多くの人々の心の琴線に触れたことが、
会場でお寄せいただいた感想からもうかがいしれます。
今回は、その映画の原作者、旭爪あかねさんをお招きして、
映画「アンダンテ」の上映とその後「旭爪あかねさんを囲んで」を計画しました。
御自身の経験をベースに完成した小説と映画。
苦悩からの再生の物語をどんな言葉で語っていただけるでしょうか、、、。
- 開催日時:2011年2月11日(金)午後1:00(開場)~4:30
- 会場:岐阜市民会館 2階大集会室
報 告
2月11日は、朝から小雪が舞う寒い日になりした。
参加者がたくさん集まるのか心配でしたが、会場準備の最中から、続々と人が集まり、受け詰め開始を待つ人でロビーはみるみる一杯になりました。
まず、映画「アンダンテ~稲の旋律」を上映。10月の上映会に来て頂いた方や、映画の評判を聞いて今回初めていらっしゃった方、今までの連続講座にずっと参加されている方などで、用意していた椅子が足らなくなる程でした。この映画は、スタッフとして、3回くらい見ていますが、同じ所でいつも涙したり、また違うところで新しい気付きがあったりして、今日も感動しました。
映画の後は、フリーアナウンサーの河村たか子さんが聞き手になって、原作者の旭爪あかねさんとのフリートーク。河村さんが、会場の方が旭爪さんに聞きたいと思われることを、和やかな雰囲気を作りながら尋ねていただき、旭爪さんも、リラックスした様子で、ご自身の経験をありのままに話してくださいました。会場のみなさんは、映画の余韻に浸りながら、お二人の優しく、深い会話をお聞きし、さらに元気と癒しをもらわれました。
チラシのPDFデータをダウンロードできます
子ども理解のための連続講座(第6回)チラシ(PDFデータ 598.9 KB)
コメント
無駄なく速成栽培のように20年育ってきたけど、挫折して10年引きこもったという旭爪さんの実体験からこういう小説が生まれたんだなあと。
両親が趣味に没頭したり、遊びに出かけたりすると、気が楽だったという本人の気持ちが聞けて参考になった。
人に悪く思われたくないと、表面的なつきあいしかしてこなかったというのが、自分に似ているなあと思った。
少しずつひらきなおれるようになったという話がよかった。
難しいことを達成しようとするのでなく、楽なほう、気持ちいいことを探せば、出口は見つかるという話がよかった。
旭爪さんの人柄がとてもよかった。共感できた。
旭爪あかねさんのお話・・・誠実な話し方・・・言葉を選びつつ話される姿・・・すてきでした。またどこかでお話される機会がありましたら、行きます!!とても胸にしみました。
2週間前、本を購入し、すぐに読み切りました。引きこもりの女性があのようにすぐに心を開いた手紙を書き始めるとは思えない・・・でも、みんな(引きこもっている人)が、説明しきれない胸の内を、ていねいにていねいに説明、解説、吐露してくれていて、これが真実なんだよね~と思いました。こんな小説を読める幸せを味わわせてくださってありがとうございます。
今日一日を楽しむことが大事!!いいことばですよね~。不登校をしている親戚の中2の女の子に贈りたいことばです。
旭爪あかねさんの実話からできた映画は、現実の話だけに強く訴えてくるものがありました。私は親として、子どもの思いを受け止めることの大切さを再確認しました。最後の歌は本当にすばらしかったです。
相手を傷つけずに率直に意見をのべる手段を身につけると、ストレスがたまらないと思います。是非、実行したいです。
映画、何度も涙があふれました。その後のトークも元気をいただきました。すばらしい企画、ありがとうございました。来てよかったです。小学校の現場で、できる限りのことをやろうと思います。