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第1回

第1回 報告

 不登校・ひきこもりのこどもたちに寄り添うサポーターが増えるといい、そんな声から「フレンドワーカー養成講座」がスタートしました。定員20名を上回る24名の方からお申し込みをいただき、会場が狭くなることは我慢してもらうとして定員オーバーの24名でスタートしました。
 開校1コマ目は、オリエンテーションとワークショップ「不登校・ひきこもりを考える」です。全5回を通して現場で子どもたちに寄り添う専門家から学び、ワークショップ・ロールプレイを通して自らの向き合う姿勢を考えていくことになりますが、初日は、今現在の自分たちの想いを話し、またこれから共に学ぶ仲間と考え方・感じ方の共有をしました。
 午後は、「子どもが生きていく原点とは何か?」と題し、東京にある子どもソーシャルワーク協会の寺出壽美子先生より講義をいただきました。
寺出先生の経験から、非行に走った子どもたち、「人を殺す経験をしてみたい」と言葉にする子どもたちの背景にあるものは何か?というお話を伺いました。表出する言葉や、起こしてしまった事件など現象だけを捉えるのではなく、様々な事例を挙げながら、それぞれの子どもが背景に抱えていた日常的な虐待など過酷な現実についてお話いただきました。  
周囲の大人からの暴力など、いわゆる私たちがイメージする児童虐待のみならず、現代の厳しい社会の中で生き抜こうとする親、大人自身が追い詰められているような場合、子どもが親の役割を担わざるを得ないという親子逆転のなかで起こる自覚のない虐待、という事例についても触れられ、「子どもらしく元気に生き生きと過ごす事ができなかった」ことが、自尊心も自己肯定感も育まず、子どもながらにこのままで生きていけないのではないかと考えたり、溜めこまれた怒りの衝動から粗暴な行動を繰り返すようになった、追い詰められ精神疾患を発症した、限界を迎え、不登校・ひきこもりに到った、など数々の事例の一因となっていることを伺いました。
フレンドワーカーとして、というよりは、まず人として、子どもが「何度もありのままに受け止められること」の重要性、まさに「子どもが生きていく原点」を見つめ直し、また同時に自分自身が無意識に今までに身につけてきた価値基準を他人に押し付けていなかったか、自分はどう育ってきたか、を振り返るよい機会となりました。

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