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第4回
第4回 参加案内
【講座内容とスケジュール】
午前(10:00~12:00)
「発達障がいに関する理解と支援」
講師 梅村 卓司氏(特別支援教育士)
午後(13:00~15:00)
ワークショップとロールプレイング③
「人と関わるための基本姿勢」
- 開催日時:2010年12月18日(土)
第4回 報告
今回は、特別支援士梅村卓司氏に発達障害とは・・ということについて講義いただきました。
発達障害という、障害という名前がついてしまうと否定的な意味合いを感じてしまうのですが、一言で発達障害といっても様々な要因が絡まり、なかなか一般的には理解され難いものです。それを個人的な特徴としてとらえていくと、否定的な意味合いは薄れ、むしろ個性に近い感覚をお話の中で感じることができました。
それは、実際に発達障害のある人と同じような条件での体験実習を行い、左手にピンセットを持ち、穴にひもを通してリボン結びをしたり、桁が入れ違いの段になった計算をしたりなど、一見簡単に見えることが、実はとても困難なことであり、発達障害の方には、このような困難さがあるのだということがわかったからです。
自分たちでもこのようなハンデイでうまくいかないのなら、それをどのようにしたらうまくいくのかそれを一緒に考えていくことが支えるということのように思いました。この講義を通じて、発達障害という言葉からそのような特徴を持つ人という梅村先生の言葉から、人権という意味を考えるきっかけになりました。
体験実習の間も、講座生同士が、うまくできないのをお互い励ましあい、焦らずに待つということができ、知らない間に、フレンドワーカーとしての姿勢がきちんと持たれてきていることを実感しました。
午後からは、いくつかの事例から実際にその状況をチームのわかれて体験してもらいました。事例からでも短いストーリーができフレンドワーカー役の人、両親役の人、こども本人役をそれぞれ演じてもらうことで、実際にもし自分がその立場だったらという気持ちを体験してもらいました。
それぞれのチームが発表し、感想を述べ合いました。今回は、講座が終わってからもたくさんの人が残ってそれぞれの考えや感想を話し、講座生同士が支えあっている様子も生まれ始めました。
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フレンドワーカー養成講座 チラシ(PDFデータ 1.5 MB)